世界の問題を自分ごとに
SDGs探究AWARDS 2020開催のご報告
一般社団法人 未来教育推進機構(UMEDAI)は、中学生、高校生、学生の方を対象に、持続可能な開発目標(SDGs)をテーマとした探究活動の発表の場として、昨年『SDGs探究AWARDS』を設立し、全国から945件のエントリーをいただきました。
この度2020年12月1日より、第2回のエントリー受付を開始いたしますので、ご報告いたします。
■「SDGs探究AWARDS」とは
一般社団法人 未来教育推進機構が、これからの未来を担う若者が世界の問題を「自分ごと」として捉え、持続可能な社会に向けて自分たちができるアクションを考え表現する場を作りたい、という想いから2019年に設立したSDGsを通じた探究活動の発表の場です。昨年度実施の「SDGs探究AWARDS2019」では初年度にもかかわらず、全国の中学生、高校生、学生の方々から945件のエントリーをいただき、その受賞作品を公式サイトにて公開させていただきました。
現在日本では、SDGs達成に向けた取り組みが活発化し、若い世代を中心にその認知度も広がりを見せる一方、ジェンダー平等や気候変動、環境問題等を中心にまだまだ数多くの課題が残されている現状があります。
私達は、世界や日本が抱えるこういった様々な問題に目を向け、持続可能な社会をつくる担い手である若者の育成に貢献すべく、このアワードを継続的に開催していくとともに、エントリーされた作品を広く公開することで、様々な教育現場で活用をいただき、「学びのサイクル」を作れればと考えています。
<SDGs探究AWARDSのポイント>
- 世界の国々で抱える問題を探究し、解決に向け自分たちができるアクションを表現するアワードです。
- 審査は提出いただいた作品のみで実施。全国の中学生、高校生、学生の方を対象に、個人、グループ、どちらでもエントリーが可能です。
- エントリーいただいた方全員に事務局より参加証を発行いたします。
- エントリーいただく作品の形式は問いません。ポスター、論文、ムービー、プレゼン資料形式等、表現したい形式でエントリーができます。
昨年度エントリーいただいた学校からは「アワードのエントリーを『総合的な探究の時間』の授業の目標として設定した」「日頃の学習成果を広く発表する場として活用した」「ゼミの取り組みの一環としてエントリーを行った」など、このアワードを様々な教育活動の発表の場として活用いただいた声を沢山いただきました。公式サイト上では、教育現場での活用を念頭に、短期カリキュラムや探究活動の進め方に関する情報を公開していますので、ぜひご活用ください。
■SDGs探究AWARDS 2020 概要
主催:一般社団法人 未来教育推進機構(UMEDAI)
後援:外務省/公益社団法人 2025年 日本国際博覧会協会/関西SDGsプラットフォーム/近畿経済産業局/大阪府/大阪府教育委員会/大阪市教育委員会
企画協力:株式会社ワークアカデミー(noa出版)
▼エントリーテーマ
「世界の国や地域におけるSDGs達成のために、私たちができる、または実施しているアクションについて」
▼エントリー期間
2020年12月1日~2021年2月1日
▼対象
中学生/高校生/大学生/大学院生/短大生/高等専門学校生/専門学校生
※全国の対象の方のエントリーが可能です。
▼エントリー部門
中学生部門/学生部門
※個人、グループでもエントリー可能です。
※学生部門選考対象は、大学生、短大生、高等専門学校生、専門学校生、大学院生の方です。
▼提出物
所定のエントリー用紙+作品
※作品の形式は、ポスター・ムービー・論文・新聞など、テーマに対する発表内容が分かるものであれば、表現方法は問いません。
▼審査員
※2020年10月20日現在決定している審査員の方々です。
田和 正裕氏
関西SDGsプラットフォーム事務局(JICA関西)
1990年に国際協力事業団(JICA:現国際協力機構)入団後、新規事業の企画立案、国際協力人材の確保活用、南アジア及びアフリカ地域における農業・農村開発プロジェクトの管理と世界銀行やFAOとの国際援助協調などを担当。海外ではインドネシアに駐在。
名古屋大学大学院環境学研究科特任教授、JICA関西次長、神戸大学客員教授、JICA国際協力人材部専任参事を歴任。現在はJICA関西専任参事及び大阪大学グローバルイニシアティブ・センター特任教授を兼務。
保本 正芳氏
近畿大学 総合社会学部 講師
地上及び衛星データを活用した大気環境分析に関する研究などに従事。2002年『日本リモートセンシング学会論文奨励賞』受賞、日本リモートセンシング学会、日本エアロゾル学会、国際ICT利用研究学会などに所属。
著書『SDGs探究ワークブック』『Society5.0のキャリアを考える』。
中西 將之氏
株式会社ツナグラボ 代表取締役
キャリアデザイン講師、情報モラル講師、京都教育懇話会企画運営委員に加え、2018年より「2030 SDGs」公認ファシリテーター、「SDGs de 地方創生」公認ファシリテーターとしても活動中。著書『SDGs探究ワークブック』。
池田 靖章氏
香里ヌヴェール学院 中学校・高等学校校長
京都教育大学大学院(教育学修士)卒。大阪の私立教員を経て、2019年から香里ヌヴェール学院中学校高等学校校長。社会科教育学、アクティブラーニング、探究学習などを研究。34歳で校長職に就任し、優しい学校改革に挑戦中。著書に『「総合的な探究」実践ワークブック』『SDGs探究ワークブック』などがある。
▼結果発表
2021年2月中旬予定
▼賞
中高生部門・学生部門それぞれに最優秀賞 1作品、優秀賞 3作品を選出
▼エントリーテーマ
優秀賞以上を受賞された方、グループに対し、3月中旬オンラインにて実施予定。
※SDGs探究AWARDSは、持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。