短期大学キャリア授業への
講師登壇レポート
先日、UMEDAI女性活躍推進のプロジェクトリーダーである柴橋静華が、短期大学のキャリア授業に講師として登壇いたしました。
今回、大学様よりご要望があったのは、以下の2点でした。
- ・資格とパソコンの必要性や、勉強する目的を学生に伝えたい
- ・「なんとなく事務職に就こう」と考えている学生への「働く」ことに対する意識改革をしてもらいたい
AIが導入される企業が増加している昨今、人的リソースに求められる能力として「考える力」は特に重要と言えます。
「自分自身の将来について考えることをやめてしまっている学生」に、多くの大学様が問題意識を持たれています。
また、スキル面での問題として、「パソコンを使えない学生」の増加があります。
現在ではスマートフォンで完結できてしまうことが多く、学生がパソコンの必要性をあまり感じることがないのです。
しかし、社会に出ると書類作成やデータ管理などパソコンを使う業務はたくさんあります。
そこでまず、「事務職がどんな仕事なのか?どんなスキルが必要なのか?」を学生に知ってもらうため、今回の授業は『社会人に必要なパソコンスキル 事務職って何?』というテーマにしました。
事務職と言えど、その業務内容は様々で、ただ入力ができれば良いというわけではありません。
パソコンスキルはもちろんのことですが、他の専門的な知識やスキルが必要とされる事もたくさんあります。
しかし、学生にとっては、たとえアルバイト先で社員と接する機会があっても、事務職の業務内容まで知ることはできません。
学生たちには「一緒に働いている社員さんは一体どんな事務仕事をしているんだろう?」と改めて考える機会を持ってもらいました。
授業は5~6人ほどのグループで行うワークショップ形式で展開。
お題として「カフェの仕事」が出され、学生たちはカフェの仕事についてできるだけ多く書き出します。最初はおとなしかった学生たちも、柴橋のファシリテートによって、グループごとのディスカッションが活性化し、積極的に意見を出し合っていました。
「将来のために」という目的を持つことにより、モチベーションを高く持って学習に取り組めました。
●受講された方のコメント
- ・具体的に職場を挙げてやってみると、何となくだったイメージが少しずつ明確になってきたので楽しかった
- ・事務の仕事はどんな仕事をするのか考えたことがなかったので良い機会だった
- ・事務職にはどんなスキルが必要かわかってよかった
- ・事務職になるならないに関係なく、パソコンスキルは必要だと思った
- ・自分の働きたいところの事務仕事が分かった
- ・パソコンの授業がとっても苦手なので、今回の話を聞いてとてもためになりました。将来なりたい仕事も改めて考えて今後に活かしたいです。
- ・時間のある時に知識を取り入れておくことが大切だと思った
- ・就職した時のために、パソコンの資格をひとつでも多くとっておこうと思った
今回の授業では事務職について知ってもらう内容となりましたが、この授業をきっかけにその他の仕事についても学生が興味を持ち、自らの将来のために考えて行動して学んでくれると幸いです。