~新型コロナウイルスに負けない!~
UMEDAIプロジェクト学習、
オンライン化での新たな挑戦!
私達、一般社団法人 未来教育推進機構は、人と人との出会いが本物の学びを創出し、成長に繋がるという理念のもと「UMEDAIプロジェクト」を実施しています。「UMEDAIプロジェクト」とは、18歳から28歳までの学生や社会人といった若者が集い、交わり、インターンシップ経験やプロジェクトの企画・運営など様々な活動を行っていく中で社会的実践力を身に付ける学び場です。
この度、流行する新型コロナウイルスの影響を受け、「UMEDAIプロジェクト」活動の1つ「UMEDAIインターンシップ第2弾 高校生のキャリア授業を考案せよ!」(2月22日(土)~3月28日(土))が総合的なテレワーク型プロジェクトへと姿を変え、実施されました。「プロジェクト型学習」とは、課題を設定しチームでその解決に向けて行動していく学習法。本来、対面で意見を出し合い、交わることが重要視される学習法ですが、その部分をライブ形式のオンライン対話で実施することで、長期プロジェクトをテレワーク&オンライン化することができました
「高校生のキャリア授業を考案せよ!」は、大学生が集まって高校生に向けたキャリア授業を考えるというプロジェクト。10大学13名の大学生が集まり実施されました。事務局側から大学生に示した方針は、「授業の実施形態は原則自由。ただし、大学生の皆さんだからこそ、今、高校生に伝えたい想いをのせよう!」ということ。計5週間のプロジェクトの中、最初の2週間は、自分達の考えを整理し、企画・立案のために必要な情報収集を行うための取材活動、残りの3週間では授業創りにチャレンジしました。
2月28日の「企業人との交流会」では、複数の会場と学生の自宅をつないでの分散型オンライン研修を実施しました。自宅参加、会場参加の学生と企業関係者がともにじっくりと対話、グループワークする刺激ある1日。社会に出てからのキャリアとは?進路選択や就職活動のその後の世界はどうなっているのか?そういった視点での気づきを得て、参加学生自身の「キャリアデザイン」に対する想いは深く熱くなっていきました。
そのエネルギーを継続しながら、翌週からは複数の高校、高校生に対しオンラインで連日取材する日々。取材を受けてくださった先生方や高校生の想い、そして表情をも引き出す司会(ファシリテーション)を意識しました。
最終回の考案発表会は50名を超える教員、企業関係者、高校生などがオンライン会議を通して集まり、考案発表会が繰り広げられました。様々な関係者が集う中、全ての学生が事前に入念な準備と発表練習を行い、堂々とプレゼンテーションしました。困難を楽しみ当日を迎えた学生の姿、連日議論しながらまとめた考案内容に対し、社会人からは多くの感想と質問事項が提示されました。その場にいるすべての人が学ぶ機会を得た最終プログラムとなりました。
開始早々、オンラインでの活動(Zoomなどの利用)という急な方向転換の中でも、参加学生はその難局をチームで乗り越え、モチベーションは前半スタート時以上に終了時点で高く、また満足度も予想をはるかに超えた高いものになりました。
プロジェクトの成功の鍵(高い参加者の満足度の理由)としては、【オンラインでの進行=新しいことに挑戦する】ということに対して、これからの社会に羽ばたく参加者が今後の働き方や就職活動を見据えた上で、高い意欲を持って取り組めたことが挙げられます。
≪UMEDAI インターンシップ高校キャリア事後アンケート結果:参加者の声、抜粋≫
学生実施後アンケート満足度4.7
(5段階評価平均値、回収率92%)
- インターネット環境をフルに活かしたオンライン会議、ミーティングが今後の役に立つと感じました。
- 所属や年齢がバラバラのメンバーと解決しがいのある課題に取り組めたこと。様々なツールを実用する機会が多くあったこと。
- みんなが画面上にいる不思議な感覚と、ジェスチャーの大事さ、声の大きさ、表情の伝わりにくさなど、オンラインならではの強みや弱みを踏まえて研修したことによって、就活でこれからある WEB の説明会や面接で、相手が何を求めているのかがわかるようになりました。
一般社団法人 未来教育推進機構は、このプロジェクト以外にもオンライン形式での講座や学びの場の開催に力を入れています。
入学早々学校に通えない高校生や大学生に対する学習の場、人との交流や活動の機会が失われている多くの皆様の学びの場など、今後も様々なラインナップで積極的に開催してまいります。ご期待ください。