若手職員向けのダイバーシティ研修への
講師登壇レポート
UMEDAIダイバーシティ推進のプロジェクトリーダーである柴橋静華が、某独立行政法人の若手職員向けのダイバーシティ研修に講師として登壇いたしました。
ダイバーシティの重要性が叫ばれるようになり、労働環境や制度改定に取り組まれる企業や組織が多くなっています。
しかし、いくら環境や制度を整えても、根付いてきた慣習を断ち切ることは、一筋縄ではいかない場合も多いのではないでしょうか。
今回、依頼を受けた某独立行政法人では、ダイバーシティの取り組みのひとつ「女性活躍」の推進を目指しています。先輩や他社の人のキャリアを知り、自身のキャリアについて考えるをテーマに自らが目指すキャリアの実現につながるような気付き得る事を目的としています。
そのような状況から、女性新入職員が今後どのようにワークライフバランスを描いていくべきか相談をしたり、モデルケースにできるような先輩社員が身近におらず、制度を実際にどう活用するべきかを自分事として捉えにくくなっていました。
そこで今回の研修では、講師である柴橋のキャリアについて講演させていただき、後半は先輩職員2名を選出し、自身のライフステージの変化と働き方についてお話しいただきました。
また、自分だけではなく、上司や部下、同僚が働き方を変えることになった際のフォロー体制を円滑にするために大事な「価値観」についてのワークショップを行いました。
普段は顔を合わせない職員の方同士のグループワークなどもありましたが、終始和やかな雰囲気で研修が進んでいきました。
【以下、受講者アンケートより抜粋】
- ・今後、一緒に働いている人とうまくいかないことがあったときに、自分の価値観に当てはめて「この人はこういう人だ」と決めつけるのではなく、その人が大切にしていることや、何に感情が強く揺さぶられるのかを推し図ろうとすることが大事だと学んだ。
- ・先輩職員の方々、講師の方の話から今後自分にライフイベントが起きた時の状況を想像することができた。また、自分と他人の価値観の違いを見える化したワークショップは人と共有しやすく、理解しあえるツールだと思った。
- ・今後、自分が働きながらライフイベントを経る中で様々な岐路や選択をする必要が出てくると思います。そのような時に「自分の価値観は何か」を考え直してみることで、後悔のない選択をできるようにしたいと思います。
- ・ワークショップを通して、自分自身の価値観や理想とするキャリアビジョンを見つめ直すことができました。自分の中で思っていた価値観タイプと結果が異なっていたりして、自分自身のことも実はあまり分かっていなかったことに気づかされました。
- ・先輩職員の方々のお話を伺って、働き方がかなり具体的にイメージできたように思います。今後のライフイベントを見据えて、自分がどうありたいのか、どうしていくのかを日々考えていけたらと思います。